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Explanation of Technological Words

技術用語解説

軸受・素材・伝動機器

定常伸び
初期伸びの後、油切れが起こり急激な伸びが始まるまでの穏やかな伸びの状態。
電解研磨electritic brightening
一般に食塩水や硝酸ナトリウム水溶液などの電解液中で加工物を陽極にし、陰極とすき間を作り加工物面を電解溶出させる研磨方法である。
転造
硬質のダイスや円筒形の素材に押しつけながら転がし、成形する加工法を転造といい、冷間転造が一般的である。ねじや歯車によく使われ、真中のローレット材などは転造品である。
内接カム
カムの軸心と従節の軸心を結ぶ線の幅の外で、カムと接触子の接触が行われる位置関係にある機構のカム。たとえば内接パラレルカムがこのタイプのカムとなる。この場合、少なくともカムと従節のいずれかが片持ち支持になる。熱可塑性樹脂/thermoplastics加熱すると軟化して可塑性を示し、冷却すると固化するプラスチックを総称していう。
熱硬化性樹脂/thermosetting resin
熱や触媒により硬化する樹脂のことで、代表的なものにフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などがある。
歯飛び
チェーンが進行するより早くスプロケットが回転する時に発生する現象。
ばね定数
防振材を、単位長さだけ変形させるのに必要な力をいう。「ばねていすう」とも呼ばれる。
バフ研磨
布製あるいは適当な物質の研磨輪を用いて光沢を出す研磨方法。
パラレルカム
平面・共役カムの一種で間欠割出機構に用いられる。入力軸と出力軸が平行であることからこのように呼ばれる。ローラギヤカム、バレルカムに比べ、加工が易しいのが利点だが設計条件を上手に選定しないと負荷能力が落ちる。パラレルインデックスカム、パラカムともいう。
バレルカム
立体カムの一種。円筒カムの周面に溝あるいはリブを形成して、間欠割出あるいは揺動運動を得るために用いられる。比較的ステーション数の大きい領域に向く。
 
 

軸受・素材・伝動機器

バレル研磨
材料を研磨剤とともに回転させるかまたは振動容器に入れて研磨する方法で、乾式と湿式がある。バリ取りまたは美観を目的に行われる研磨方法。
反発弾性
物体の衝突時に、材料が吸収するエネルギーを表す指標であり、試験片に、打撃端が球面である振子を所定の衝突質量、所定の衝突速度で衝突させたときの与えたエネルギーに対する戻りのエネルギーの比をいう。
引抜き(D)/draw
あらかじめ求める形状に加工された金型(ダイス)に通し、引き抜くことを引抜き加工と言う。丸棒、平棒、管などの製造方法であり、特に高精度の製品が得られる。通常、冷間で引き抜くため加工硬化を伴う。
ビッカース硬さ HV
押込み硬さで、対角面136℃のダイヤモンド四角すい圧子を用い、試験面にピラミッド形のくぼみをつける。この時の荷重を、くぼみの対角線平均長さから求めた表面積で割った値で示す。
ピック&プレースユニット
特定の位置にあるワークをつまみ上げ、挿入位置まで移送し、そこにワークを下ろすという一連の作業を行う装置およびその機構。つまみ挿入機構。
引張降伏強さ
引張りの状態で破損する前に材料によって耐えられる最大応力。その最大応力が降伏点において発生する時の強さのこと。
引張破断強さ
引張りの状態で破損する前に材料によって耐えられる最大応力。その最大応力が破断点において発生する時の強さのこと。
表面粗さ
品物の表面のでこぼこの度合い。表示方法は、品物の表面からいくつかランダムに抜き取った各部分における中心線平均粗さ(Ra)、最大高さ(Rmax)、または十点平均粗さ(Rz)で表示する。
ブロー成形/blowmolding
押出機から成形材料をチューブ状に押出し(パリソン)、これを中空の金型内に入れ内部に空気を吹き込んで膨らませると同時に冷却して中空の成形品を作る方法。中空成形とも呼ばれる。
平面カム
平板状のカム。最も一般的な板カムの他に、直進カム、溝カムなどがある。
 
 
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