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Explanation of Technological Words
技術用語解説
軸受・素材・伝動機
- 振動加速度レベル
- 振動の物理的なエネルギーの大きさを示す量であり、単位はデジベル(dB)である。
- 振動数
- 振動現象が単位時間当たり(通常は1秒間)に繰り返される回数をいう。周波数ともいう。
- 振動伝達率
- 機器を弾性支持したとき、防振材をへて基礎に伝達される力と、機器が発生する加振力との比をいう。
- 振幅
- 物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振動の幅の半分。
- 水素脆性(すいそぜいせい)
- 鋼に水素が入ると分子間に細かい亀裂ができてもろくなる。またタフピッチ銅は水素を0.02〜0.05%残した99.9%以上の純銅であるが、水素を含む還元気体中で400℃以上に加熱すると銅中の酸化銅が還元されて水蒸気を生じこの圧力で細かな亀裂が生じもろくなる(水素ぜい化)。但しこの現象はりん脱酸銅、無酸素銅には見られない。
- スエージング/swaging
- 棒や管を絞ってテーパーにするような加工をスエージングという。
- 脆性(ぜいせい)
- 物質の“もろさ”(Brittle)を技術用語で「脆性」という。(脆性←→靱性)。衝撃試験である程度脆性の大小をいうことができる。
- 絶縁抵抗/insulationresistance
- 絶縁体に電圧を加えたとき絶縁体の示す電気抵抗で普通絶縁された送電線、電気機械の巻線などに対し、これと地表との間に存在する電気抵抗をいい、オーム(Ω)またはメガオーム(MΩ)の単位で示す。
- ゼネバ機構
- 原動車に固定されたピンまたはローラが従動車の案内溝の中を移動することにより、従動車に間欠運動を与える機構。カム機構と異なり、割付角はストップ数が与えられると一意的に決まってしまうため、設計の自由度が少ない。また加速度は割出の開始時と完了時に不連続になる。
- センターレス(CG)
- センターレス〈無芯)・グラインディング(研磨)の略語で回転する2つの砥石の間に通して研削を行う研磨法である。寸法精度・表面租度・真円度において引抜品より優れている。
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軸受・素材・伝動機
- せん断加工
- 材料(通常板材)を2つの工具の間に差し込み、工具を押圧することで局部的にせん断応力を集中させて材料を分離する加工法のことをいう。
- 塑性(そせい)/plasticity
- 粘土は一度押したり曲げたりするとそのままの形で元に戻らない。この性質を塑性という。一般に金属は塑性の大きな物質であり、この為、圧延、押出、引抜、プレスにより曲げ、絞り、鋳造、転造といった塑性加工が容易である。(塑性←→弾性)
- 塑性変形/plasticdeformation
- 弾性限界を超えた外力を加えた後に残る永久歪のこと。
- ダイキャスト/diecasting
- 圧力を加えた溶湯を金型に注入して成形する代表的な鋳造法である。寸法精度がよく、鋳造肌にも機械仕上げと同程度に上がり、量産に適している。比較的融点の低い、亜鉛合金、アルミニウム合金、黄銅などの鋳造に使われる。
- 太鼓型カム
- 立体カムの一種で、太鼓形状で中央がふくらんでいるカム。
- 耐震
- 地震でも壊れないもしくは、最低限の崩壊で安全が確保されること。
- ダイヤメトラル クリアランス(直径方向すきま)
- ラジアルクリアランスとも言う。ラジアル方向(直径方向)平面上での外輪に対する内輪の自由に移動できる距離。XとCタイプベアリングは組み付け前のすきまがあります。
- 弾性変形/elasticdeformation
- 物体に応力を加えた時におこる全変形のうち、応力を取り除くと直ちに復元する部分のこと。
- TIG溶接tungsteninertgasarcwelding
- 不活性ガス雰囲気中で、タングステン電極と母材の間に電流を使ってアークを発生させ、そのアーク熱により母材及び溶接棒を溶解して接合する方法で、アーク溶接の一種である。不活性ガスとしてはアルゴンやヘリウムが使われるため、アルゴン溶接と呼ばれることもある。箔や超薄板から厚板まで溶接でき、アルミ合金など非鉄金属からステンレス鋼や9%Ni鋼まで各種金属に幅広く適用できる。
- 定格荷重
- 動的荷重は”C”で表す理論上、百万回転に耐える荷重です。静的荷重はボールまたは軌道面が永久変形する直前までに耐えられる荷重です。
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