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Explanation of Technological Words
技術用語解説
搬送・運搬機器
- 調整レス(ベルトコンベヤ)
- 通常はベルトの蛇行や、ベルトを張ることで生じる伸びを定期的に調整する必要があるが、その調整を不要にしたベルトコンベヤ(フリックタッチ)
- データキャリヤ
- 物品を自動識別する目的で作られた非接触型ICのこと。製造番号等を記憶させ、ある地点を通過するとその情報が読み取る。ICタグ、RFIDとも言う。
- トラバーサ
- ラインからラインに移載するためにあるレールを移動するコンベヤ付移動台車。
- トラフィックコントローラ
- 複数のラインからの搬送物を先着順に衝突なく合流させる合流調整器。
- トレーサビリティ
- trace+abilityの造語。追跡可能性とも言う。製品の生産段階から最終消費段階もしくは廃棄までの追跡を可能にした状態のこと。これにより、クレーム発生時や不良品混入時に、原因を素早く突き止めることができる。
- ナイフエッジ
- ベルト先端部の径を小さくすることで、小型搬送物の乗り継ぎを安定させるためのもの。ローラエッジよりも径が小さいので更に効果が高いが、先端が板のため、ベルトの摩擦抵抗が大きい。
- バッファステーション
- 縮めて「バッファ」ともいう。各種搬送装置またはシステムにおいて、稼働効率を上げるためそれらを構成するステーションの間に設けられた搬送物の一時的な滞在場所のこと。
- ばらもの
- 1つの単位にまとめられていない塊状、粒状または粉体の物体。
- パレチゼーション
- ユニットロードシステムを推進するために、パレットを用いて荷役を機械化し、輸送・保管・包装の合理化を図る手段のこと。
- パレットプールシステム
- パレットの規格・寸法などを統一して互換性のあるものとし、パレットを共同運用する仕組みのこと。
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搬送・運搬機器
- HACCP
- HazardAnalysisCriticalControlPointの略。食品の製造工程の中で重要な管理ポイントを特定し、重点的に管理する一連のシステムのこと。食品を直に搬送するベルトコンベヤは、重要管理拠点である。
- 物流EDI
- 受発注、ピッキング実績、欠品、欠品按分、入荷予定、入荷確定などの各物流関係データを自動的に送信するシステム。
- 物流モジュール
- 物流の合理化および標準化のために物流システムの各種要素の寸法を数値的に関係づけるための基準尺度のこと。
- フリクションドライブ
- フレームに取り付けられた押さえローラとモータ直結の駆動ホイールで、ベルトを上下で挟んで押し出す方式のドライブ。ベルトを張る必要がないので従来のようなベルトの伸びや蛇行などの調整の必要がない。また、従来品と比べシンプル構造かつ部品点数も少なく済み、大幅コストダウンを実現できる。
- フルベルト
- コンベヤの機幅いっぱいまで広げたベルト。マテリアルハンドリング荷を持ち上げ、移動、置くなどの行為の全て。そのための装置をマテリアルハンドリング機器、または荷役運搬機械という。現在では略称の「マテハン」という呼び方が一般的である。
- ユニットロード
- 輸送・保管・荷役などの物流活動を合理的に行うために、いくつかの物品または包装貨物を機械・器具による取り扱いに適するように一つの単位にまとめた貨物のこと。また、1個の大形の物品で上記の目的に合致した場合にも用いる。
- ラインチェンジャー
- 搬送物を複数列に振り分けるコンベヤ。
- ラギングプーリ
- 表面に木やゴムを張ったプーリ。
- ランニングスクレーパ
- 動力が付いており、搬送物をスムーズに分岐・合流させる仕分け装置。
- ロジスティクス
- 単に物流部門の局部的な効率を図るのではなく、原材料の調達・生産・保管・販売・情報などを全体的に捉えた、経営戦略を含めた総合的な物流システム。
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