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Explanation of Technological Words

技術用語解説

駆動・回転制御機器

全閉外扇形
モータの内部にチリなどが入ってこないようになってる回転軸に取り付けた羽根により外被表面を冷却する方式をいう。
耐圧防爆形
爆発性ガスのある所で使用されているモータで、万一モータ内部で爆発がおきても、爆発の圧力に耐えることができ、かつ外部の爆発性ガスに引火しない構造のモータ。
定格回転数
定格周波数、定格電圧のもとで、モータが定格出力で運転されるときの回転速度(r/min)で表される。
定格電流
定格周波数、定格電圧のモータが定格出力(各板表示のKW)で運転される時に流れる一時電流。モータが定格(通りの運転をした時に流れる一時電流)
定格トルク
モータが定格出力P(Kw)、定格回転数N(rpm)で運転される時発生する回転力。
停動トルク
最大トルクとも言い、モータに発生し得る最大のトルクを言う。
負荷トルク
モータが負荷機械を駆動する時、機械が行う仕事。これをモータ側から見て、負荷トルク又は反抗トルクと言う。負荷トルクは一定とは限らず回転数より変動する。
防食形 第2種
腐食性の物質(ガス、ミスト、液)のあるところでも使用できる構造。
防滴保護形
ブラケットに保護リングを設け、モータ内部に異物が侵入したり、指が入らないようにしている。鉛直から15度以内の角度から落ちてくる水滴が直接モータ内部に入らないようにしてある。
リアクトル始動
始動時にリアクトル(鉄心に電線を巻いたもの)を挿入して、モータの端子電圧を下げて、始動後は直接電源に接続するものである。この方法を用いるとリアクトルのタップ切換により、始動トルク、始動電流の調整が可能となり、始動時の衝撃を避けたクッションスタートに適している。
 
 

その他 規格・認証

CCC(China Compulsory Certification)
中国のWTO(世界貿易機関)加盟に伴い、中国国内流通製品に関する従来の二重認証制度「CCIB認証(輸入品に対する認証)と」「CCEE認証(中国国内流通品の認証)を」「CCC(ChinaConpulsoryCertification)(中国認証強制認証)に一元化、」所管当局/品目/適用規格/審査手続き/認証マークが統一され、2003年8月より強制実施されています。人間の健康と安全、動植物の生命と健康および環境保護ならびに公共の安全に関係ある製品に対して強制認証取得、CCCマークの使用が義務づけられています。
CEマーキングとEU指令
CEマーキングのCEとは「CommunauteEuropeenne仏(語)の略で、」英訳すると「EuropeanCommunity」。つまり、欧州共同体を意味します。ヨーロッパでは1993年1月1日、EC共同体として、世界最大の単一市場が生まれました。[1993年11月、EU(欧州連合)に呼称変更。]EU加盟国の製品は従来、各国が独自の規格・基準を設け品質や安全性を保証してきました。しかし、これが各国間の自由な流通を阻害してきました。そこで、こうした各国独自の規格・基準による障壁をなくし、統合によるメリットを最大限に生かすため、EU加盟国の統一規制となるEU指令が公布されました。つまり、CEマーキングとは、この「EU指令に適合している」ということを証明するマークを指します。CEマーキングを表示した機器は、欧州各国への自由な輸出・輸入が許されます。指令に適合しているかどうかを評価する手段として多くの場合は、官報で公示される整合規格(EN規格)を使用することとなります。
CSA規格(カナダ)
CSAは、正式名称をCanadianStandardsAssociationと言い、カナダ政府の諮問によって設立された民間の非営利検査機関です。カナダでは、法律により火災その他の事故から人命、財産を保護するために、電気機器、電気部品、ガス、石油燃料、安全器具などについて、その安全性がCSAに認められたもの以外は、使用・販売が禁止されています。CSAは、これらの部品の安全性確認のための検査・要求事項として規格(CSA規格)を定めています。また、CSAはアメリカ職業安全衛生管理局(OSHA)からアメリカ国家試験所(NRTL)として認証を受けており、アメリカの安全規格にしたがって試験を受けることが可能となります。その適合が認められればCSAマークにNRTLが付加されたマークの表示をすることができ、アメリカでの使用・販売が認められます。
EMC指令(89/336/EEC,92/31/EEC)
電磁妨害を与える可能性(EMI)および、電磁妨害の影響を受ける可能性(EMS)のある機器に適用されます。(1996年1月1日強制)
 
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